雨の日にレザージャケットが濡れた！失敗しない正しいケアとプロが教える防水対策

レザージャケットを着ているときに、急な雨。

「しまった、濡れちゃった…これ大丈夫？」

そんな焦り、レザー好きなら誰でも一度は経験したことがあるはずです。

でも大丈夫。
レザーは確かに繊細な素材ですが、正しいケアを知っていれば雨の日も怖くない。

本記事では、濡れてしまったときの対処法から、雨に負けない予防策、さらにプロの宅配クリーニングを活用する方法まで、くわしく解説します。

なぜ雨がレザーに悪いのか

本革は、動物の皮膚を加工して作られた天然素材です。
繊維の中に「油分」と「水分」がバランスよく保たれていて、そのおかげでしなやかさやツヤが生まれます。

ところが雨水に濡れると、この油分が流れ出し、乾燥・硬化・シミ・カビの原因になります。

さらに、濡れたまま放置すると内部に水分がこもり、カビの温床に。
「レザーは呼吸する素材」とよく言われますが、それはつまり環境に敏感ということでもあるのです。

濡れてしまったときの正しいケア手順

レザージャケットが雨で濡れたら、まずは落ち着いて。焦らず、次のステップを順番に行いましょう。

やってはいけないNGケア

これらはすべて、革を“ダメージまみれ”にしてしまう行動です。特に「放置」は最大の敵。
雨に濡れたら、その日のうちに『正しいケア手順』で対応するのが鉄則です。

雨の日に備える「予防ケア」

レザージャケットは雨の日に弱い──それは事実ですが、「弱いなら守ればいい」のです。

予防のコツは、「濡らさない準備」＋「濡れたときの即対応」。この2つを習慣にしておくと、革の寿命がぐっと延びます。

プロのケアは宅配クリーニングがおすすめ！

もしも「白くなった」「硬くなった」「カビが出た」といったトラブルが出たら、無理に自分で直そうとせず、プロのレザークリーニングに任せましょう。

最近は、店舗に行かなくても全国対応してくれる宅配クリーニングサービスが増えています。

レザージャケットのクリーニングは通常のクリーニングと違って特殊。そのため、近くのクリーニング店で断られてしまうケースも多く「どこに出せばいいのか？」と困る方も多いのではないでしょうか。

その点、宅配クリーニングなら自宅から宅配便で送るだけで完結するので安心。
ここでは、レザージャケットのケアをプロに任せたい人に向けてオススメの３社を紹介します。

【レザーにオススメの宅配クリーニング3選】

	リネット	キレイナ	ワードローブ トリートメント
料金	￥8,800～	￥13,200～	￥13,600～
送料※	￥3,300以上で往復無料 （プレミアム会員価格）	￥11,000以上で無料 未満の場合送料￥2,200	￥20,000以上で無料 ￥20,000未満なら送料￥2,000
仕上がり目安	3～4週間	4～８週間	4.5週間
おすすめポイント	圧倒的な価格の安さ スマホで簡単に注文できる	女性の職人が多数 繊細なデザインものが得意	1客1点洗いの究極クリーニング ハイブランドでも安心できる
	注文する	注文する	注文する

リネット（Lenet）

宅配クリーニングの定番として知られるリネット（Lenet）は、「価格の手頃さ」と「手軽さ」のバランスに優れたサービス。
通常はスーツやコートの宅配クリーニングで人気だが、実はレザージャケットや革製品にも対応しています。

リネットの特徴は、革専門コースを備えている点。
専任スタッフが素材ごとに最適な方法で洗浄・加脂・保湿を行い、革の柔らかさや艶を保ちながら清潔に仕上げてくれる。

料金は革専門店と比べて3割ほどリーズナブルで、さらに全国どこからでも利用できるのが強み。
申し込みから集荷までスマホで完結し、発送キットも無料で届くため、初めての人でもカンタンにう利用できます。

キレイナ（KILEINA）

「洗う」ではなく「蘇らせる」。
そんなコンセプトのキレイナは、デリケート素材専門の宅配クリーニングブランド。

レザー製品は一点ずつ状態を見極め、洗浄・保湿・補色・艶出しまでを手作業で行っています。
革本来の風合いを残す仕上げ技術には定評があり、ファッション業界やアパレル関係者の利用者も多い。

料金はやや高めだが、
「新品のように蘇った」「他店で落ちなかった汚れが消えた」など、
クオリティ重視の利用者から支持を集めています。

オススメ！

ワードローブトリートメント

「革製品を扱うのは、技術ではなく哲学だ」と語る職人がいる。
ワードローブトリートメントは、まさにその理念を体現するクリーニング店。

エルメスやシャネル、ヴィトンなど、ハイブランドのレザーウェアやバッグを数多く手がけてきた実績があり、
一点ごとに素材や染料を見極めた独自の処理を行う。

洗浄後の加脂や補色、ツヤ出しに至るまで工程を細かく分け、
“新品ではなく、美しく歳を重ねた革”の質感を守ることにこだわっている。

料金は他より高めだが、
「一生ものの革ジャケットを任せるならここ」と評されるほどの信頼性を持つ。
プレミアム志向のユーザーに最適な選択肢だ。

どのサービスも宅配対応なので、「近くにレザー専門のクリーニング店がない」という人でも安心です。箱に詰めて送るだけで、数日後にはプロの技術で蘇ったレザージャケットが届きます。

シミやカビが残る場合の対処法

軽度のシミなら、軽く湿らせた布で全体を均一に拭いてから再乾燥させてみましょう。
ただし、部分的に拭くとムラになることもあるので注意。

それでも改善しない場合は、上記の宅配クリーニング3社のどれかに依頼するのが確実です。
色落ちやカビは、素人ケアで悪化するリスクが高いため、プロの判断が安全です。

まとめ：レザーは「手をかけるほど、味が出る」

雨に濡れても慌てず、基本は「拭く・乾かす・保湿」の3ステップ。
予防のために防水スプレーを活用し、困ったときはプロに頼む。

革は“生きている素材”です。
少し手間をかけるだけで、10年、20年と味わい深く育っていきます。

あなたのレザージャケットも、正しいケアを重ねれば、世界に一つだけの風合いを持つ相棒になります。