クリーニング安いのはどっち?|宅配と店舗を7つのポイントで徹底比較

ナヤミ氏

クリーニングって宅配と店舗どっちの方が安いの?どっちの方がお得なの?

コロナ禍の影響もあり、利用者が増えている【宅配クリーニング】、自宅から宅配便を使ってクリーニングが利用できる利便性がウケています。

実際、クリーニングは『宅配』と『店舗』どっちが安いのか?どっちがお得なのか?気になりませんか?

そこで、本記事では以下の7つのポイントで『宅配クリーニング』と『店舗型クリーニング』を徹底比較してみました。

7つのポイントで比較検証
  • 特徴
  • 選び方
  • 料金システム
  • メリット・デメリット
  • 衣類
  • 利用方法
  • 仕上がり
この記事を書いた人
Mr.デリアイコン
Mr.デリ

【紳士服のスペシャリスト】

宅配クリーニング30社以上を徹底リサーチ

アパレル歴25年以上の経験と知識をもとに、ワードローブのメンテナンス情報を発信。

こどもの誕生とともに、なかなかクリーニング店に行けなくなり『宅配クリーニング』に出会う。

その便利さの虜になり、宅配クリーニングを愛用中

7つのポイントで比較してわかったこと

宅配クリーニングと店舗型クリーニングでは、どちらが安いとは言い切れないということ。

宅配クリーニングと店舗型クリーニングでは、特徴や利用方法などが異なります。そのため、クリーニングして欲しい衣類や目的によって、それぞれに安くお得に利用する方法があります

<お得な利用方法>

クリーニングの種類宅配クリーニング店舗型クリーニング
お得な利用方法クリーニング料金の高いダウンやコートは
パックで利用すると安く利用できる
お得なスーツパックなどがある
お店ごとのキャンペーンがある
ワイシャツやポロシャツなどの軽衣料は割安
オススメしない利用方法ワイシャツやポロシャツなどの軽衣料
だけで利用すると割高
少量だと送料がかかる場合がある
ダウンやコートをまとめて出す
オプションがほとんど有料

重衣料を中心なら宅配クリーニングが、軽衣料中心なら店舗型クリーニングがオススメ。

クリーニング利用者が、重衣料を中心に利用していることがわかっています。つまり、多くの人にとっては【宅配クリーニング】の方がお得に利用できるということです。

クリーニング利用の多い衣類
  • スーツ
  • ワイシャツ
  • ジャケット
  • ブルゾン・ダウンジャケット
  • コート

参考出典:『クリーニングに関する消費者意識と経営実態調査』日本政策公庫

クリーニング店だけを利用していた人は、宅配クリーニングを活用すると今までよりもお得に。宅配クリーニングだけを利用していた人は、クリーニング店を活用するとさらにお得になります。

タップできる目次

【特徴】で比較|利便性の宅配、早さの店舗

宅配クリーニングと店舗型クリーニングは、それぞれ特徴があります。利用者のニーズやライフスタイルによって、使い分けることができます。

宅配クリーニングの特徴

  • 自宅からの注文できる。
  • 利用者は、指定の箱や袋に詰めた衣類を宅配業者に預けるだけでOK。
  • クリーニングに出かける手間や時間が省けます。
  • ネットなら24時間注文できるので、忙しい人には便利です。

こんな人にオススメ

  • 日中なかなかクリーニング店に行く時間がない
  • 近くにクリーニング店がない
  • 近くのクリーニング店に満足できない
  • クリーニング店に行くのが面倒

店舗型クリーニングの特徴

  • クリーニング店に直接行く。
  • 店頭で接客してもらえるので、衣類の状態を確認したり、アドバイスがもらえます。
  • 仕上がりが早く、急なニーズの対応や即日仕上げが可能です。

こんな人にオススメ

  • 近くに信頼できるクリーニング店がある
  • 毎回、相談してからクリーニングに出したい
  • クリーニングは、仕上がりの早さを重視する

【選び方】で比較|オンラインの宅配、近くの店舗

宅配クリーニングと店舗型クリーニングでは、クリーニング会社を選び方が大きく異なります。

宅配クリーニングの選び方

まずは自分に合ったサービスをインターネット上で探す必要があります。一般的には、評判や料金などを調べることで、自分に合った宅配クリーニング会社を選べます。。

店舗型クリーニングの選び方

近くにあるクリーニング店を選ぶことが重要です。これは、仕上がった衣類を受け取るために店舗に行く必要があるため。

【料金システム】で比較|目的に合わせて使い分けできる宅配クリーニング

宅配クリーニング料金プラン

宅配クリーニングと店舗型クリーニングでは、料金システムが大きく異なります。

宅配クリーニングの料金システムは、大きくわけて3つ

【宅配クリーニング】では、大きくわけて3つの料金システムがあります。

宅配クリーニングの料金システム
パック制宅配クリーニング

まとめて出すとお得

単品制宅配クリーニング

店舗と変わらない料金で利用できる

定額制宅配クリーニング

毎月コンスタントにクリーニングするならお得

ネット上にある多くの宅配クリーニング会社では、それぞれの特徴をいかした料金システムを採用しています。そのおかげで、利用者は予算に合ったところや目的に合ったところを選べます

店舗型クリーニングの料金システムは、衣類の種類や地域によってさまざま

【店舗型クリーニング】では、衣類に合わせて料金が設定されています。

ただ、地域によって値段の違いがあります。引っ越した先で同じ系列のクリーニング店を利用したのに、クリーニング料金が高かったなんてケースも。

例えば、全国に5000店以上展開する【ホワイト急便】の料金表を見てみましょう。系列店でも地域によって値段が違うのがわかります。

スクロールできます
ホワイト急便料金表ワイシャツセータースーツ上下ダウンジャケット
東京(中央区)¥200~¥410~¥970~¥2,120~
北海道(札幌市)¥140~¥390~¥1,060~¥1,790~
表示は税込み/地域内でも店舗により料金は異なります

【衣類】で比較|宅配クリーニングがお得な理由を紹介!

宅配クリーニングと店舗型クリーニングでは、料金システムが大きく異なると紹介しました。

それぞれの料金システムをもとに、衣類別ではどちらがお得なのか?安く利用できるのかを3つのポイントで解説します。

3つのポイント
  • お得な利用方法
  • 衣類別オススメの利用法
  • 宅配クリーニングがお得な理由

【宅配vs店舗】お得な利用方法を紹介

料金システムの違う【宅配クリーニング】と【店舗型クリーニング】では、それぞれお得な利用方法があります。

スクロールできます
クリーニングの種類お得な利用方法お得な理由
宅配クリーニングまとめて出せるパック制宅配クリーニング
ダウンやコートなどの重衣料をメインに利用
ダウンやコートなどの重衣料は、クリーニング料金の相場が¥2,000~¥3,000するが、パック制では、1点あたり¥1,000前後で利用できる
店舗型クリーニング軽衣料を中心に利用
有料会員になるとお得な特典がある
クリーニングの利用頻度の高いワイシャツなどは、仕上がりの早い店舗の方が便利
会員になると割引などの特典があるのでお得に利用できる

衣類別オススメの利用方法を紹介

衣類別に『宅配クリーニング』と『店舗型クリーニング』では、どっちがお得なのか?を一覧にまとめました。(※利用するクリーニング会社によって多少異なります。参考程度にみてください)

衣類の種類宅配クリーニング店舗型クリーニング
ワイシャツ単品利用だと割高安い
ポロシャツ単品利用だと割高安い
ジャケット
(スーツ)
パック制でまとめて出すと安い
お得なスーツパックがある
スーツ上下は2点カウントになる
こだわらなければ安くできる
ランクの高いクリーニングは割高
セーターコットンやウールなら割高
カシミアはお得
トリートメント加工が
無料の場合もある
コットンやウールは安い
カシミアは割高
トリートメント加工は
優良がほとんど
ダウンジャケットパック制でまとめて出すと安い
ハイブランド専門もある
保管してくれるので
収納がスッキリ
宅配より高い
ハイブランドだと
追加料金がかかったり、
断られることも
コートパック制でまとめて出すと安い
保管してくれるので
収納がスッキリ
宅配より高い

一覧表で比較すると、『重衣料』は宅配クリーニングが、『軽衣料』は店舗型クリーニングがお得だとわかりました。

宅配クリーニングがお得な理由

日本政策公庫が行った『クリーニングに関する消費者意識と経営実態調査』には、クリーニング店の経営状況や、利用者の利用状況などが細かく記されています。

その中に、『クリーニングに出した品物の内容と満足度』という項目があります。それによると、クリーニングに良く出される紳士服のTOP5は以下のとおりです。

  • スーツ
  • ワイシャツ
  • ジャケット
  • ブルゾン・ダウンジャケット
  • コート

クリーニング利用者の多くが、重衣料を中心に出していることがわかりました。

重衣料を中心に利用するならメリットの多い宅配クリーニングの方がお得なのです!

【メリット・デメリット】で比較|宅配クリーニングの方がメリットが多い

宅配クリーニングと店舗型クリーニングでは、メリット・デメリットに大きな違いがあります。

<主なメリット・デメリット>

スクロールできます
クリーニングの種類メリットデメリット
宅配クリーニング利便性が高い
全国のクリーニング会社から選べる
時短になる
出かけなくていい
配送時のシワが気になる
仕上がりに日数がかかる
店舗型クリーニング直接相談できる
仕上がりが早い
お店まで行かないといけない
営業時間を気にしないといけない
店員さんの接客に差がある
近くにないと困る

宅配クリーニングのメリット・デメリット

スクロールできます
メリットデメリット
利便性が高い
自分に合ったクリーニングを、全国から利用できる
時短になる
スケジュールに合わせて利用できる
出かける用意をしなくていい
配送時のシワが気になる
仕上がりまで日数がかかる
送料がかかるケースがある

店舗型クリーニングのメリット・デメリット

スクロールできます
メリットデメリット
直接相談できる
その場で衣類の状態をチェックしてもらえる
即日仕上げにも対応してる
自分でお店まで持って行き、取りに行かないといけない
営業時間を気にしないといけない
混んでると待たされる
近くにないと困る
店員さんの接客レベルに差がある

【利用方法】で比較|自宅から利用できる宅配クリーニングは便利!

宅配クリーニングで頼めるもの

自宅から衣類を預けるだけで利用できる【宅配クリーニング】は、利用方法だけで見れば【店舗型クリーニング】よりも圧倒的に便利です。

お店に行く時間も取りに行く時間も省かれるので、仕事や育児で忙しい人にはオススメ

それぞれの利用方法をカンタンに紹介します。

宅配クリーニングの利用方法|自宅から出して、自宅で受け取れる

宅配クリーニングの利用方法は、以下のとおりです。

  • クリーニング会社のWebサイトにアクセスし、会員登録を行う。
  • クリーニングしたい衣類を、専用バッグか段ボール入れる。
  • 詰めた衣類を宅配業者を通じてクリーニング工場に届ける。
  • 仕上がった衣類は、指定した日時に宅配便で届く

クリーニング店まで行くのに煩わしさを感じている人や、近くにクリーニング店がない人にはとても便利なサービスです。

店舗型クリーニングの利用方法|自分のペースでお店に行く

店舗型クリーニングの利用方法は、以下のとおりです。

  • クリーニングしたい衣類を持って、店舗に行く。
  • 衣類の状態をチェックしてもらい、クリーニングを依頼する
  • 指定された仕上がり日まで待つ
  • 店舗に行って、仕上がった衣類を受け取る。

クリーニング店まで行く手間や時間はありますが、営業時間内であれば自分のペースで行けます。指定した荷物が届かないなどのトラブルにイライラすることはありません。

信頼のおけるクリーニング店が近くにあるなら、店舗型クリーニングの方が良い

【仕上がり】で比較|仕上がりに差はないが受け取りには注意が必要!

クリーニング利用方法

宅配クリーニングと店舗型クリーニングでは、クリーニングの仕上がりに違いはありません。(※クリーニング会社による違いはあります)

一部、クリーニング店と工場が一緒になっているところはありますが、多くのお店は預かった衣類をまとめてクリーニング工場に送ります。

つまり、ほとんどの衣類は『宅配』でも『店舗』でも工場でクリーニングされるので仕上がりに違いは生まれません

ただ、仕上がった衣類を受け取る際の注意点がそれぞれ異なるので紹介します。

仕上がった衣類の受け取り方|宅配クリーニングの注意点

宅配クリーニングでは、段ボールに入った状態で届きます。

写真は、私が宅配クリーニング【モンクチュール】と【ラクリ】から衣類を受け取った時のものです。このままの状態で保管してしまうとせっかくキレイになった衣類にシワができてしまいます

受け取り方注意点>

  • 段ボールはすぐに開封して、仕上がった衣類を取り出す
  • 出した衣類がちゃんと揃ってるか確認する
  • ビニール袋から取り出す(不織布カバーならそのまま保管してOK)
  • 依頼したシミ抜きなどが、キレイになっているか確認する(不満があれば、再仕上を依頼)
  • 配送時にできたシワがあれば、1、2日吊るしておく

仕上がった衣類の受け取り方|店舗型クリーニングの注意点

店舗型クリーニングでは、お店まで行って受け取ります。

お店の営業時間に合わせて行ったり、混んでると待つ必要があるので、時間には余裕をもって取りに行きましょう

<受け取り方注意点>

  • 持ち帰り用の袋に入れてもらう時に、キレイにたたんで入れてくれているか確認する
  • 持って帰るまでの時間を短くする(ほかの用事があればそちらを先にして、返る直前に受け取る)
  • ビニール袋から取り出す(不織布カバーならそのまま保管してOK)
  • ハンガーが不要なら、ハンガーなしで受け取れるところがある
  • 不要ハンガーを持ち込めば、回収してくれる(他店のものは不可)

まとめ|【検証結果】便利でお得なのは宅配クリーニング!

クリーニングは、『宅配』と『店舗』どっちが安いのか?どっちがお得なのか?について7つのポイントで比較検証を行いました。

7つのポイントで比較検証
  • 特徴
  • 選び方
  • 料金システム
  • メリット・デメリット
  • 衣類
  • 利用方法
  • 仕上がり

7つのポイントで比較検証した結果を一覧にまとめると、以下のとおりです。

7つのポイント宅配クリーニング店舗型クリーニング
特徴利便性が高い仕上がりが早い
選び方ネット上のクリーニング会社から選べるできるだけ近いところから選ぶ
料金システム目的に合わせて使い分けできる衣類別に料金設定されている
地域によって違いがある
メリット利便性が高い
全国のクリーニング会社から選べる
時短になる
直接相談できる
即日仕上げができる
デメリット配送時のシワが気になる
仕上がりに日数がかかる
お店まで行かないといけない
営業時間を気にしないといけない
混んでると待たされる
近くにないと困る
利用方法ネットで24時間注文できる
宅配便に預けて、届くのを待つだけ
お店まで出したい衣類を持って行く
仕上がった衣類を取りに行く
仕上がり自社工場で仕上げる
提携工場に任せる
自社工場で仕上げる
自店で仕上げる

宅配クリーニングと店舗型クリーニングを比較検証した結果、衣類別にどっちがお得なのか?がわかりました。(※利用するクリーニング会社によって多少異なります。参考程度にみてください)

衣類の種類宅配クリーニング店舗型クリーニング
ワイシャツ単品利用だと割高安い
ポロシャツ単品利用だと割高安い
ジャケット
(スーツ)
パック制で出すと安い
お得なスーツパックがある
こだわらなければ安くできる
ランクの高いクリーニングは割高
セーターコットンやウールなら割高
カシミアはお得
トリートメント加工が
無料の場合もある
コットンやウールは安い
カシミアは割高
トリートメント加工は
優良がほとんど
ダウンジャケットパック制で出すと安い
ハイブランド専門もある
保管してくれるので
収納がスッキリ
宅配より高い
ハイブランドだと
追加料金がかかったり、
断られることも
コートパック制で出すと安い
保管してくれるので
収納がスッキリ
宅配より高い

日本政策公庫の活性化調査でもわかるように、クリーニング利用者の多くは重衣料を中心に出しています。

クリーニング利用者の多くは、宅配クリーニングの方がお得に利用できる

ただし、宅配クリーニングにはさまざまな会社があり、いまや100以上もあると言われています。その中から、自分に合った宅配クリーニングを見つけることがとても大切です。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアしてもらえると嬉しいです!よろしくお願いします

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は表示できません。(スパム対策)

タップできる目次